土木工学のための一体型の環境:Mathematica で河川と帯水層の相互作用を掘り下げる
イリノイ大学アーバナシャンぺーン校,博士課程,Diego Oviedo-Salcedo
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- 統計分析や可視化のための高度な組込み関数を装備
- 動的で計算を動力とするプレゼンテーションの作成が可能
- 計算,データ,可視化,インタラクティブアプリケーションに1つのワークフローを提供
チャレンジ
土木工学の博士課程に在籍するDiego Oviedo-Salcedoさんは,自分の研究課題である「河川と帯水層のシステムのリスク評価」における抽象的な概念を研究するためだけでなく,発見したことを指導教官,同僚,意思決定者に知らせるためにも使える計算環境を必要としていました.
解決方法
Mathematica に組み込まれている高度な統計分析機能を使うことで,Oviedo-Salcedoさんは物理的および水文学的な不確かな原因が河川と帯水層の相互作用に及ぼす影響を評価するためのさまざまなアイディアや方法をすぐに試すことができました.Oviedo-Salcedoさんは Mathematica の統計分析と可視化のパワーについて次のようにまとめています.「書籍や論文に書いてある概念を取り出し,すぐにそれを Mathematica で生きたものにすることができます.パラメータがどのように相互作用を及ぼし合うかが分かり,いろいろな場合について分析することができます.」
Mathematica の使いやすいインタラクティブ機能は,結果を動的モデルにするのにも役立っています.この機能は,Oviedo-Salcedoさんの学部内でも注目されています.「Mathematica を使って発表すると,モデルについて議論しながら結果を生成したり,パラメータを調整したりできるので,同僚は皆驚きます.同僚に,わたしが扱っている問題の可能性を見てもらうことができます.
2つの役割
Oviedo-Salcedoさんは,イリノイ大学アーバナシャンぺーン校を卒業したら,コロンビアに帰国して大学教授および Mathematica インストラクターとして研究を続けるつもりです.Mathematica を授業で使う可能性についてOviedo-Salcedoさんは「Mathematica を使うとインタラクティブなモデルを作成したりよりよい可視化を行ったりできるので,授業に役立つと思います.そのことが教えたり学んだりすることにおけるキーポイントになるのではないでしょうか」と語っています.
利点
Mathematica の多岐に渡る機能のおかげで,Oviedo-Salcedoさんは1つのソフトウェアで自身の研究の統計分析を実行し,発見したことを知らせるために使うことのできるインタラクティブな可視化を作成することができます.