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化学プロセスエンジニア,Mathematica を使って飲み物を調合
「Mathematica の多種多様な機能が使えたから,私は仕事ができると言うのは事実です.記号計算機能では複素数問題の厳密解が得られ,グラフィックス機能ではこの機能を使っていなければ見逃してしまいそうなデータの中の関連性が見られることがよくあります.その上,解が複雑すぎる場合やある程度の推定値で事足りる場合は,数値的に問題を解くことができます.」
Mathematica の強み
- 数値計算—高階偏微分方程式を解く
- 記号計算—代数的操作,常微分方程式
- グラフィックス
- プログラミング—Fortranで多数のルーチンを書かなくて済む
お気に入りの缶ジュースの味は最後に飲んだときと同じでしょうか.同じであるべきです.それがInternational Flavors and Fragrances社のTom Jones氏が扱った調合のひとつであればなおさらそうです.Jones氏は同社の化学プロセスエンジニアで,Mathematica を使って調合をぴったり同じものにしようとしています.そのために,Jones氏は植物源から天然薬品を最適に分離する方法を決めなければなりません.消費者は味と匂いに敏感だからです.
「私は Mathematica を使い,分子が混合液の中でどのように相互作用を及ぼしあっているかを調べています.その相互作用により,分子がプロセス中にどのように関連しあうかが決まります.たとえば蒸留プロセスでは,混合液体を沸点まで熱し,蒸気を凝縮させることにより,液体中の多数の要素を純粋化合物に分離する必要があります.Mathematica を使うと,化合物間の相互作用を推測するために代数的総和と何千ものデータ点をフルに活用する,このプロセスのモデルを構築することができます」とJones氏は述べています.
Mathematica がなかったら,それぞれの調合について冗長で高価な実験を行わなくてはならなくなってしまうでしょう.Jones氏は,年間1万ドルも出してこのプロセスを行うためのプロセスシミュレータをリースすることになるだろうとも言っています.
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